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        江戸川のほとりにて科学啓蒙作家の塾「田井塾」として48年


             日本原子力学会「永年会員」として

            

       日本原子力学会「永年会員」として思うこと

24日、東京電力による「炉心溶融(メルトダウン)」に関する発表がありました。正直言って、「また?」という気持ちです。
 原発事故が発生する以前のことでした。私とある大学の教授とで組織した「研究グループ」に、原子力学会内で原子力発電によるエネルギー生産を国内総生産の現状30%を超えるべきでないと私と一緒に声を大にしていた教授をぜひお招きしたいと提案したとき、あっさりと却下され、その教授の顔に泥を塗ってしまいました。これを契機として私はこのグループを離れ、大変失礼な立場に追いやってしまった教授とも離れ、今日に至っております。そして、今、この「メルトダウン」のニュースを読み、いずれにせよ、やはり私たちは30%以下を主張し続けて来て本当に良かった(被害を受けられました皆さまには大変失礼な表現になっていますことをお許しください)と心から思うのです。もちろん、原子力学会内に私のような人間が存在出来る環境があったればこその「今」であることは言うまでもありません。(2016.2.26)

●私はこのページで「『汚染水問題』をまず技術的に解決することです。これを通して科学技術者が原発事故(に関する諸問題)の解決に向けて立ち向かう『真摯な姿勢』を日本国民に示し、理解を得ることです」(2014.12.1)と述べました。偶然にも、今年3月に日本原子力学会が「知の統合」として特集を組み、40の学会の「福島原発事故」に対する取り組みが紹介されました(2015.3月号)。この中で、たとえば、日本コンクリート工学会は「放射性物質対策・安全利用に関する委員会」を発足し、「建屋内の汚染水管理・建屋内止水に用いるコンクリート材料」、「浸透水制御・遮水壁に用いるコンクリート」、「汚染水の格納」に関する提案・紹介をしています。また日本原子力学会誌9月号で『知の連携や協働へ向けて』(2015.9月号)と題して日本原子力研究開発機構の佐田務氏が上記特集論文の論点を整理し、「凍土壁」に関しては「現状の方式に異論が出た」として、上記日本コンクリート工学会の「現在検討されている凍土壁よりも恒久的(約300年)な止水効果、冷却水の利用も視野に入れると、地中連続鉄筋コンクリート壁の構築が望ましい」という提案を初めとして、多くの学会の提案が要約されています。
 しかし、同工学会の次の文章には注目しなければなりません。それは「タンクからの汚染水の遺漏に関する報道からは、現場でのマネジメントに問題があると感じられて『マネジメントWG』を設置した。ただ、関係省庁や東京電力にヒアリングに行ったところ、十分な資料が入手し難い状況であることが明らかになった。現状では、WGを立ち上げておくものの、具体的活動については、時期を見て判断することとした」ということです。つまり、この文章から間接的に窺い知ることが出来るように、科学技術者が「知を統合」して問題を解決しようとしているのに対して、当事者サイドにはこれを受け入れる「精神的な余裕」がまったく出来ていません。まるで、外部に耳を傾けることによって、自分達の考えや方向性が見失われ、事故処理作業が混乱状態に陥るのではないかと、これを恐れているかのようです。そうした事態に陥らないように、とにかく目前に抱えている問題を一つひとつ確実に解決し、これを経験として積み上げながら進んで行こうと覚悟しているように思えるのです。
 思えば、今回の原発事故に関連する問題を解決するために「知を統合した」として、いったいどのようにしてそれを実践的に生かしていったらいいのでしょうか。ここで問題なのは「責任の所在」です。だれを中心として知を統合したらいいのでしょうか。
 それはそうと、「凍土壁」に関してまた新たな問題が出て来ました。それは「凍土壁」によって地下水の流入を防ぐと、反対に「凍土壁」内の冷却汚染水があふれ出して、内部の汚染水の放射線量が増大することになるというのです。
 現在はその時その時の発表に振り回されて文章を書いている、何とも見苦しい有様になりつつありますので、しばらくは現状を静観する立場に置かせていただきます。どうしても書かねばならないと思う事柄について書くようにしてまいりたいと思います。(2016.2.12)


福島第一原子力発電所においては浄化処理した地下水が海に放出されることになりました(個人的にはかなり短絡的な行動に出たと思います。日本原子力学会が「知の統合」として発表したさまざまな分野の論文を読むと、まだまだ研究の余地があるように思えてなりません)。また鹿児島県の川内原子力発電所はいよいよ再稼働を開始しました。日本の原子力エネルギー史上、この2015年8月はひじょうに大きな意味を持っていると思います。どうかあまり無理をせず確実に前進していただきたいと思います。なお、川内原子力発電所前では多くの方が集まって再稼働反対の運動をしていますが、こうした反対運動があればこそ、日本の原子力発電所はつねに危機意識を持って慎重にエネルギー生産が出来るものと思います。どうか原子力エネルギー生産者は反対者の声につねに耳を傾けながら、日本の将来のエネルギー事情を明るいものにすべく努力していただきたいと思います。祈り。(2015.8.12)

●昨日(2015.6.21)私の母校である「都立両国高校」の同窓会があり、原発反対派の彼と久しぶりに議論を交わしました。私が30年以上もの間、原子力エネルギー生産の規模を全エネルギー生産の30%を超えてはならないと主張し続けている点は今回の事故によって評価していただきたいということ、それから、私たち人類の存在を有限のものとするか、永遠のものとするかによって今後の原子力エネルギーに対する見方が変わって来るという考えを彼に伝えました。将来的な最悪のシナリオを想定し、原子力エネルギーの開発技術を荒廃させないよう必要最低限の原子力発電所は存続させ、足りない分は自然エネルギー等で補う政策を採るべきだということで意見の一致を見ました。
 かならず意見がぶつかり合う間柄ですが、逆にいつもそのような関係であることに心から感謝するひと時でした。原発事故処理作業に従事している皆さま、本当にご苦労さまです。大袈裟な表現ではなく、皆さまの現在の処理作業が日本の将来のエネルギー政策を左右する重要なものであることを認識していただきたく、よろしくお願い申し上げます。感謝。(2015.6.22)


このゴールデンウイークはとても蒸し暑い日が続いています。この蒸し暑さをもたらしている太陽でさえ、有限の存在なのです。私たち人類の存在を永遠のものとするかどうかで原子力エネルギーに対する解釈がまったく異なって来ます。永遠の存在にするためには、原子力発電所を安全なエネルギー源とするためにつねに技術開発をしなければなりません。20%,25%などとは申しません。将来に視点を置いて、人類の永遠の存在を約束する担保としてまず原子力発電所を1,2基残し、そして技術開発を継続しなければならないと思います。(2015.5.4

つい最近、事故を起した原子炉内の状況を調査するためにロボットが送り込まれました。しかし、ある程度の成果は得られましたが、途中でトラブルが発生し、調査が中止となりました。思えば、現在はまだ廃炉作業をするための手順を決定するための調査をするために必要なロボットを開発中なのでした。何としてもまずこのロボットで調査がスムーズに行えるようにしなければなりません。
 たとえ1基でも2基でも後の世代の方々がその時代のエネルギー事情で原子力発電所をどうすべきか考えられる環境を維持するために残しておくべきだと思います。そのためにはまず多くの皆さまに信頼されるよう、事故処理作業を迅速に行う必要があります。ロボット開発が早急に進展しますことを節に願うゆえんです。(2015.4.20)


朝日新聞「視点『日本の事故』風化許すな(2015.3.4,朝日新聞朝刊)は「東京電力福島第一原発の事故は『福島の事故』ではない。『日本の事故』であり、しかも人類史に残る原子力災害である」と語っています。現在高濃度に汚染された雨水が港湾外に流出していたことが大きな問題になっています。東電はこの雨水を港湾内に止めるよう工事をすると言っていますが、この段階で「港湾」という言葉が強調されて前面に出始めて来ていることにひじょうに違和感を感じます。「港湾外から港湾内に汚染水を移す」と表現することによって、「港湾内」なら安全という考えが常態化しても不思議でないからです。日本原子力学会が「知の統合」(Vol.57,2015.3)として特集を組んでいます。東電は雨水を「港湾内」にたれ流すのではなく、日本中のこうした知の結集に支援を仰ぎ、問題を根本的に解決して欲しいと思います。今の状態ですと、「人類史に残る原子力災害」を東電が「1人」で解決しようと躍起になっているように思えてなりません。これは「日本の事故」なのです。(2015.3.6)

本日自宅居間における測定の結果、数値は最大0.074,最小0.046の範囲で頻度的に0.057が多数回表示されました。これまで「北小岩およびその周辺地域」のデータとして継続的に蓄積している数値とを比較することによって原発事故処理作業の過程で放射線量が急激に増大するようなトラブルが発生していないと判断しました。しかし、現実問題として原子炉建屋内を通過した雨水が高濃度の「汚染水」となって港湾に流出していることが判明しました。
 これは事故から4年が経とうとしているにもかかわらず、まだもっとも初歩的かつ重要な問題にすらケリが付けられていないということを意味しています。事故発生当時の報道スタイルとまったく変わらないその場しのぎの対応しか出来ていないようです。あと5年で「東京オリンピック・パラリンピック」です。まず政府主導の工事を大胆に進めるべき時に来ていると思います。
 現場における努力は努力として評価するとしても、それはそれで、政府は地域住民の方々が納得する環境作りを急ぐべきです。(2015.2.25)

時間論『時間の不思議』(東京図書,2005)を発表してすでに10年が経ちます。つまり、それから『空間論』への構想を練って、具体的に活動を開始してすでに10年になろうとしているわけです。その間に東日本大震災よる原発事故が発生し、日本原子力学会の会員としての「義務」として放射線量の測定とその結果の発表が毎日続きました。この活動によって、もしかすると『空間論』を書き続けることが出来なくなるのではないかと心配しましたが、何と、今も心は私にその継続を強要しているのです。私の心の中に漠然と存在している概念がまるで「ルツボの中でランダムに衝突しあっている要素が少しずつ少しずつ単結晶となって引き上げられる」かのように、目に見えるように体系化しつつあるのです。この感動が私に強要しているのです。もちろん、こうして毎日少しずつ前進できるのも地域の皆さまのご支援があったればこそです。ありがとうございます。せめてもの感謝の気持ちとして、皆さまの「安全・安心」な生活を願って今年もこうして測定活動を開始する次第です。
 寒さの厳しい毎日が続いています。事故処理作業に従事している皆さま、安全第一を心掛け、作業を進められますように。−祈−(2015.1.9)

「編集手帳」は「子孫が多様になればなるほど、その種が生存競争で勝ち残る機会は増す、と彼(ダーウィン)は唱えた。大切なのは、逆境を生き抜く柔軟さを備えることだ」と語っています(2014.11.24,読売新聞)。正に、「エネルギーの多様性」にも言えることだと思います。「多様性」は「普遍性」の具体化であって、たとえば、エネルギーの可能性を追求することの「姿勢」を「パラメーター」とするだけ、たったそれだけで、私たちはその「可能性」、ひいては、日本民族の「潜在的存在能力」をも間接的に窺い知ることができるのです。「多様性」即「普遍性」であって、今、私たちは正にこのことを実証するその時の始まりに直面しているのです。(2014.12.5)

土木や地質などの専門家でつくる「地盤工学会」は25日、福島第一原子力発電所の汚染水対策として進めている「凍土壁」について、「優先すべき技術とは言えない」と批判する見解を公表しました(2014.11.26.読売新聞朝刊)。現場が問題の解決に向けてこのように一定の方向に定まらない状態にあるにも関わらず、日本の「貿易赤字経済を即効的に改善する」ために「ただちに原発再稼働せよ」という意見が出始めています。
 しかし、ここで大切なのは、「汚染水問題」をまず技術的に解決することです。これを通して科学技術者が原発事故の解決に向けて立ち向かう「真摯な姿勢」を日本国民に示し、理解を得ることです。「原発再稼働」の問題はそれから考えることだと思います。ここ数年の日本経済の困窮のために日本民族永遠の存在を犠牲にすることは出来ません。(2014.12.1)

JR東海名誉会長葛西敬之氏は『原発再稼働』(2014.11.23.読売新聞朝刊)で「福島原発事故の惨状に立ち竦(すく)んでいた日本が、グリーンで低コストの原子力発電を安全に使うことは、財政の危急事態回避と日本経済の基礎体力回復のみならず、これらの世界的な課題解決(注:21世紀の地球的課題である人口増加、CO2(二酸化炭素)排出量増加、温暖化、異常気象などの解決)に貢献することでもある」と語っています。
 現在は、事故処理作業の過程で、「汚染水」になる以前の地下水をバイパスを使って海に放流する問題に対してさえ神経を使って議論している段階です。ところが、葛西氏は現在日本が経済的に抱えている「貿易赤字を即効的に改善する」ための手段としてただちに「原発再稼働せよ」とおっしゃるのです。業界のトップからこのような高飛車な意見が出るとはとても意外です。
 日本の将来的なエネルギー事情として考えられる最悪のリスクを想定すれば、福島の事故処理作業をより慎重に進めねばなりません。この過程を経て、まず、2020年の「東京オリンピック・パラリンピック」までに誰から見ても納得のいく事故処理に関する「技術」を体系的に確立することです。その成果を世界にアピールすることによって、はじめて日本は「どの国からも信頼される技術立国」となれるのです。
 私たち日本人は将来を見据えた「希望」を心に大切にしつつ、その時々の「現在」の苦難を乗り越え、そしてこうして「現在の繁栄をお預かりしている」民族であることを忘れてはならないと思います。(2014.11.25)

●最近では、「自宅居間」において測定すると、数値は最大0.072,最小0.045の範囲で頻度的に0.058近辺が多数回表示されます。この値と「北小岩およびその周辺地域」のデータとして保存している数値とを比較することによって福島第一原子力発電所での事故処理作業において放射線量が急激に増大するようなトラブルが発生していない判断しています。
 このようにいつもほぼ同じ値であることから、「数値がほとんど変わらず、測定する意味がほとんどなくなっているのに、どうしてまだ測定しているのだろう」と思われる方がいらっしゃるかも知れません。しかし、これから先、「数値がどのように変化するのだろう」と考えた場合、これはこれからも測定し続けることによってはじめて解決できる問題であることに気付くのです。ただ、それ以前の問題として、冷静に考えると、事故処理作業がこれからどう進むのか、まだまったく分からない状態にあるにもかかわらず、問題が解決したかのように、測定活動を終えてしまうのはいかがなものでしょう。(2014.10.30)


現在、大型の台風19号が沖縄を勢力圏にしつつ、徐々に日本に接近しています。御嶽山の噴火によって遭難された方の救出作業もまだ終了していない段階での今回の台風です。自衛隊員の皆さま方による作業が懸命に続けられています。ご苦労さまです。
 地球の温暖化によって、自然環境がバランスを崩しつつあります。これまでの電球は光っている時は熱くて握ることができませんでした。ところが、現在のLED電球は平気で握ることができます。電球一個でこれだけのエネルギーの節約が出来ていますので、地球全体で考えると、一日だけで相当の節約になっていると思います。このLEDの青色光の研究開発で日本の3人の研究者が「ノーベル物理学賞」を受賞しました。おめでとうございます。人はそれぞれの方が「人様のために自分を生かして」生きているとつくづく思います。
 「原子力エネルギー開発」も「開発反対の立場」にある方々の意見に真摯に耳を傾け、将来の世代がその時代のエネルギー事情を考え「開発の是非」を判断出来る環境だけは少なくとも残して欲しいと思います。そのためにも、現在の事故処理作業がいかなるトラブルもなく進められねばなりません。安全に作業が進められますことを心から願っております。作業員の皆さま、本当にご苦労さまです。感謝。(2014.10.10)


まだ暑い日が続いていますが、ちょっとした風の流れに秋の気配が感じられます。しかし、秋が近付けば近付くで、また台風などの問題が気になります。現在関西地方は広島をはじめとして多くの地域で豪雨により甚大な被害を受けています。心からお見舞い申し上げます。早期の復興を心からお祈り申し上げます。
 こうした自然災害が多くなりつつある昨今、原子力発電所を制御しやすいよう出来るだけ小型化し、かつ、あらゆるエネルギー源を使って地球にやさしい総合エネルギーシステムが構築されるよう、心から祈らずにいられません。福島第一原子力発電所跡地がそのための象徴となって、将来的には福島県が地球規模のエネルギー問題を研究する一大研究開発都市となられますよう提案申し上げる次第です。−祈−(2014.8.23)

自宅居間で測定すると、数値が最近では0.061あたりまで減少しています。2,3か月ほど前までは0.065ラインでしたので、とても大きな変化です。わずかな期間にこれほど大きく変化していますので、もしかすると測定機器(Pocket Survey Meter PDR-111 日立アロカメディカル社製)に異常が発生しているのではないかと思いつつ、北小岩地域の本日(8月14日)の測定地点を測定して回ると、何と機器はそれぞれの地点でそれまでの値とほぼ同じ値を示しているではありませんか。このことから測定機器が正常に作動していることが分かりました。また、樹木や雑草、側溝などの影響から完全に独立している部屋の中のような場所では放射線量が確実に減少していると推定することが出来ました。どうかこのまま数値が減少し続けますように。福島第一原子力発電所において事故処理作業している皆さまは「お盆休み」もなく作業それていることと思います。ご苦労さまです。「汚染水」の問題に方向性が与えられれば事故処理作業が目に見えてはかどると思います。どうか安全に従事されますように。−祈−(2014.8.15)

7月9日(水)の読売新聞『凍土壁工事を初公開』で原子力規制委員会が「(同工法の)抜本的見直し」を指示しているのに対し、福島第一原子力発電所小野明所長は「凍土壁の効果は、現場で行った実証試験で確認済み。どんどん工事を進めたい」と原子力規制委員会の指示を全く無視する発言をしています。現場においては原子力規制委員会の存在がいかに軽んじられていることかと思います。それならそれで筋を通すべきなのに、ところが、小野明所長の発表からまだ一週間も経っていないのに、この工事によって「凍土壁」が凍結していないことが明らかになって来ているのです。「汚染水」工事で一番大切なのは「全員が一丸となって日本の将来のために汚染水問題を解決すること」であるはずなのに、残念ながら、トップは「メンツ」を前面に出してその場しのぎ的に結論を出している。何とも情けない話ではありませんか。(2014.7.14)

これまで約2年半、私たちが生活する「北小岩」地域で放射線測定をしてまいりました。現在ではそれぞれの地点の数値がまるで「固有数値」であるかのように、ほとんど変化がありません。そこで、「自宅居間」での測定で得られた数値とこれまでのデータとを比較することによって放射線量の急激な変化を推定する「推定実験・訓練」を月曜日と水曜日に、数値をデータとして蓄積することをも目的とした「測定活動」を木曜日に行うことによってしばらく様子を見ることにしました。地域の皆さまにはこれまで通り気を引き締めて情報を提供させていただきます。活動方法が少し変わりましたが、本質に変化はありません。どうかご了承くださいますようお願い申し上げます。(2014.6.21)

昨日までの「猛暑?」がウソのように、今日は雨がバラつき、とても過ごしやすいです。しかし、このバラつき雨が少しずつ強まって、天気予報によると、今日の午後にも「梅雨入り」宣言がなされるようです。これから約二か月間、雨は時々に豪雨と化して津波さながらに各地に被害をもたらすことでしょう。しかし、前線が消えれば消えるで、今度は、真夏の太陽が光線をギラギラと叩き付け、日本列島を焼き焦がします。このように気候が極端から極端に変化する時代に突入しつつある現在、私たちは、現在抱えている問題を理想的に解決することによって、未来に生きる子供たちが安心して暮らせる世の中にする義務を負っています。そのためにも福島第一原子力発電所全体を私たちが抱えている諸問題を解決するための「実験場」にすべきだと思います。もしこの決断が現在なされねば、日本は将来的に国家規模の最大のチャンスを失することになるでしょう。原発再稼働の問題は将来的な課題なのです。(2014.6.5)

本日(5月17日)の新聞に「凍土壁6月着工微妙」と出ています。本当に難しい問題だと思います。このようなニュースが流れると、今後原子力発電所はどうすべきなのかと思います。ただ、個人的な考えとして「原発ゼロ」政策で日本は将来国家として(経済的ではありません)成り立つのだろうかと思わざるを得ません。宇宙に目を向ければ、生涯を半分過ごした太陽にこれから後半どのような現象が発生するか、まったく分かりません。地球内の化石燃料も言うまでもなく有限であって枯渇していきます。
 日本はこれまで事故が起これば徹底して原因究明し、それを教訓に改良・改善する姿勢を一貫して崩さず、その総体的な結果として、現在の繁栄を築いてきました。冷静に考えれば、原発事故においてもこの事故から学ぶべきことはきちんと学び、そして将来、私たちの子孫が「エネルギー問題」に直面したとき、彼らのために残されたこれらの調査記録書類を分析することによって、「自分たちの存在に原発は必要かどうか」とその段階で考えられる環境だけはぜひとも残すべきだと思います。「脱原発」の声に真摯に耳を傾けながら、将来の世代の子供たちに結論を委ねる最低限の環境作りをすることもまた私たちの義務だと思います。この姿勢こそが私たちの大切な子孫に対する誠意ではないでしょうか。(2014.5.17)

本日(4月14)江戸川沿岸を測定しました。前回は3月12日でしたので、約一か月ぶりの測定となります。今回も市川橋下で機器は0.147の数値を示しています。たとえば、ここでホームレスの方が生活をしているとすると、0.147×24×365=1288(マイクロシーベルト)=1.288(ミリシーベルト)となって、その方は年間で国が基準としている1.0(ミリシーベルト)を軽く超えた量を浴びてしまうのです(ただし、ここでは自然放射線量を引いていません)。つまり、私たちのちょっとした身の回りからまだ放射線の問題は消えていないのです。再稼働の問題が具体的に出始めていますが、こうした問題がまず解決してから議論すべきだと思います。これが国民に対するせめてもの「誠意」ではないでしょうか。ニュースによると、どうやら、「汚染水」に関してもうトラブルが発生したようです。(2014.4.14)

「汚染水」になる以前の水をバイパスを通して海に放出する計画が実行されようとしています。ひじょうに微妙な問題が起こりそうな気配が感じられますが、どうか「第三者機関」の公正中立な立場の監視によってまず海が絶対に汚染されないようにしていただきたいと思います。たとえたった一度であっても見逃しは許されません。一度の見逃しによって「これくらいなら大丈夫」という経験的判断が生まれ、この考えがそれとなく繰り返され、振り返った時、取り返しのつかない事態が発生している可能性があるからです。強調しますが、この状態になった段階では取り返しがつきません。どのような細かな問題に対しても「最悪なシナリオ」を想定し、問題を未然に防ぐよう心掛けていただきたいと思います。このたった今の行動によって日本の将来が決まると言っても過言ではありません。どうかトラブルが絶対に起きませんように。−祈−(注:科学技術の世界に「絶対」という言葉は存在しませんが、ここでは敢えて使わせていただきました。ご了承ください)。(2014.3.26記)

田井はこの31年間、日本原子力学会の会員として原子力発電所の現状維持、原子力発電所のエネルギー生産を全エネルギーの30%を越えるべきでないと主張してまいりました。エネルギー生産が50%に達している段階で東日本大震災が発生していた場合を想像すると、背筋が寒くなります。東京は都市機能が完全にマヒし、人は少なくとも防護マスクを着用して生活していたはずだからです。このような深刻な状態にならずに済んだ偶然に感謝し、そしてこの厳粛な気持ちを東北地方の早期の復興を祈る気持ちに変えさせていただいております。
 このたび、江戸川区長多田正見殿を介し厚生労働大臣田村憲久殿より江戸川区における「民生・児童委員」としての活動を2013年12月1日付で委嘱されました。これからも「民生委員」として地域の皆さまの「安全・安心」な生活のために放射線測定活動を続けてまいります。(2013.12.12)
(訂正:現在は放射線測定活動と民生委員の活動をきちんと分けさせていただいております。−2014.3.26記−)

少子高齢化社会に突入しつつある日本において2020年に開催されます「東京オリンピック・パラリンピック」が次世代に送る「福祉社会国家」としての象徴的メッセージとなれますように。そのためには、まず、福島第一原子力発電所事故による「汚染水」の問題、同事故によって日々つらい生活を余儀なくされている方々の「生活保障」の問題が解決されねばなりません。「田井塾」はこれらの問題が解決し、「東京オリンピック・パラリンピック」が「成功裏」に迎えられますことを祈り、微力ながらここに積極的に活動することを宣言します。−2013.9.20−(2013.10.29)

安倍総理大臣が世界に向けて「汚染水が完全にコントロールされている」と宣言された瞬間、この問題は私たち日本人全体が関わるべき問題となりました。2020年の東京オリンピックが「技術大国日本」が次世代に贈る希望に満ちた「可能性の象徴」となられますよう心から祈っています。もちろん、そのためには何が何でも「汚染水問題」を根本から解決するための工事を開始しなければなりません。しかし、残念ながら、その音がまったく聞こえません。とても不安です。(2013.9.17)

2020年に開催されます「東京オリンピック」に福島第一原子力発電所事故の問題が完全にリンクしてしまいました。しかし、見方を変えると「汚染水」を含めた諸問題を一定の「管理下」において東京オリンピックを迎えられたら、どんなに素晴らしいことでしょう。それこそ「福祉国家社会」を目指す「技術大国日本」ならではのオリンピックとなるではありませんか。
 もしかすると、日本は「神風」の時代から最大の「ピンチ」を最大の「チャンス」に変えられる宿命的な幸運を持った国なのかも知れません。しかし、チャンスはそれをチャンスと受け止める用意のできたものに対して訪れます。まずは「汚染水」を確実にブロックしたいです。
 原子力発電所事故の影響を受け、日々つらい生活を余儀なくされている皆さま、一日も早く、事故以前の「平凡」な生活が訪れますように。−祈−(2013.9.12)

 
原発事故に関連する諸問題の解決に向け国が動きはじめました。凍土壁で地下水の流入を食い止める方策はこれまでと変わらないようです。時間的効果が未知数の状態にある方法に億単位の金をつぎ込んで後で失敗であったでは済みません。地下水というコントロールのひじょうに難しいものに対して地表から凍土壁を形成するための素材を「注入」するだけで解決しようとする考えは、その根拠が明確でない状態にあっては、それこそ「上辺の手抜き工事」に見えます。これですと、原発事故それ自体がビジネスの対象となって、国家予算が底なし的に吸い取られていく危険性が大きいです。少しくらい時間が掛かっても土木技術を駆使して地下水を食い止めるための「ダム工事」を行った方が確実で信頼できます。国家としての命運が掛かっているのです。このくらいの「外科的手術」はぜひとも必要です。(2013.9.5)

今朝の新聞(2013.9.3)によると、国が「汚染水対策」として約500億円を投入することに決定しました。ロシアの笑い話に「火事が起きた時にどのようにして消したらいいか、皆で議論し、そしていよいよ消火活動を始めようとすると、火はすでに消えていた」という話がありますが、「放射線」の場合は「消えていた」では済みませんので、このたびの決定を評価します。
 原発事故に関連して責任問題も含め、さまざまな問題があると思いますが、ただ今回はこれらを議論している余裕はありません。まず、「汚染水」問題を根本的に解決するために、大胆に工事が行われますよう、心から祈っております。(2013.9.3)



※これまでの文章は、文章を調べながら、合間合間に少しずつ掲載させていただきます。しばらく、お待ちください。田井






☆地域における「放射線測定活動」によって得られたデータに関心のあります方:
 「えどがわ産業ナビ」(http://edogawanavi.jp/)内「『田井塾』実験:放射線測定活動」、「『田井塾』実験:泉のほとりにて」

☆こちらより退出願います:http://inter-tai.com/

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科学啓蒙作家の塾「田井塾」

〒133-0051
東京都江戸川区北小岩3−25−19
TEL.03-3671-1002